華語(中国語)能力試験

 現在、華語(中国語)能力試験は、3月(東京)と11月(大阪)に日本で開催されています。
 多くの大学が、この試験の認定結果を参考に、書類審査の合否を決定していますので、今後は当センターとしても、大学申請の時期に合わせた試験(模擬試験も含む)を開催する予定です。また、当センター併設の台湾大学進学予備校では、華語能力試験に相当する中国語能力証明を発行しますので、ほとんどの大学では審査の判断基準として認められています。

国家中国語能力試験推進委員会
(Steering Committee for the Test Of Proficiency-Huayu;SC-TOP)
http://www.sc-top.org.tw/jp/jp_index.php (日本語)

●委員会概要
 国家中国語能力試験推進委員会(Steering Committee for the Test Of Proficiency-Huayu, 以下SC-TOPと略す)は、2005年11月、中華民国教育部のプロジェクトとして設立された組織です。当委員会(2007年1月に、名称を中国語試験センターからSC-TOPに改めた)は、「中国語能力試験」の研究開発及び推進専属部門であり、世界各地に広がる中国語学習の動向に対応すべく、主に台湾対外の中国語能力試験の研究開発と推進につとめてきました。
 SC-TOPの主な任務として:
一、中国語能力試験内容の企画
二、中国語能力試験問題の充実
三、コンピューターシステムによる中国語能力試験の開発
四、台湾対外の中国語能力試験の推進
五、全世界規模を目指した中国語能力試験の開拓とその提携協力

●試験概要
 中国語能力試験は、外国語/第二言語能力試験の一種であり、試験対象者の母語は中国語以外の人となります。
中国語能力試験は、入門、初級、中級、及び上級の四つのレベルに分けられます。 初級、中級、上級は、2003年12月から実施され、信頼性と能率性を兼ね備えたスタンダードテストです。三つの試験時間はそれぞれ110分間で、問題数は120問、問題のパートはそれぞれ聴解、語彙と文法、読解の三セクションに分けられます。
 初級者と海外中国語学習者に対してつくられた「入門」用試験も、すでに実施されていて、試験時間は80分、問題数は80問、問題のパートは聴解と読解の二つに分けられます。
 それぞれの問題の答えを一つだけ選ぶ選択形式で、一問につき一点となっています。

●試験特色
 当試験はスタンダード言語能力試験です。従って言語能力の基準決定、問題の設計、実験、評価、試験結果の解説等の、中国語教育研究者による厳密な段階を経て編成されたものです。
 当試験は、中国語学習者が日常生活に使う言葉を基準にして設計され、特定の教材を参考にはしていません。試験内容は、日常生活に直面するあらゆるシチュエーションをテーマとして取り扱っているので、真実性に優れ且つ多元的です。その題材として例えば広告、ラジオ放送、公告、手紙、メモ、天気予報等が挙げられ、読解問題の短文には、文学、芸術、天文、歴史等幅広い分野にまで及びます。

●試験用途
 中国語能力試験を合格した受験者には、認定書が与えられます。認定書は下記ような場面で使用されます:
-「台湾奨学金」を申請する為の参考基準
-「海外連合召集会」における中国語科目の参考基準
-外国人留学生を募集している台湾の大学、専門学校等の中国語能力の参考基準
-就職活動をする際の中国語能力の証明
 現在国内では、すでにほとんどの大学や専門学校もしくは学部、学科が中国語能力試験結果を、入学申請者の必須条件、あるいは中国語能力の参考基準としています。また韓国LG会社では、韓国職員の中国語能力試験結果によって、台湾駐在決定の参考基準としております。

●試験資格
入門レベル対象者:
-中国語が母国語でない中国語学習初心者。
-台湾での中国語学習経験240~360時間、あるいは他の国、地域で480~720時間をこした学習者。
-語彙数800語以上の学習者。

初級レベル対象者:
-中国語が母国語でしない学習者。
-台湾での中国語学習経験360~480時間、あるいは他の国、地域で720~960時間をこした学習者。
-語彙数1500語以上の学習者。

中級レベル対象者:
-中国語が母国語でない学習者。
-台湾での中国語学習経験480~960時間、あるいは他の国、地域で960~1920時間をこした学習者。
-語彙数5000語以上の学習者。

上級レベル対象者:
-中国語が母国語でない学習者。
-台湾での中国語学習経験960時間以上、あるいは他の国、地域で1920時間以上の学習者。
-語彙数8000語以上の学習者。

●海外実施試験概要
 全世界の中国語学習者にサービス提供ができるようにと、「中国語能力試験」は、2006年から正式に国際化の第一歩を踏み出す為、海外各国で試験が実施されました。現在では日本、韓国、タイ、ベトナム、アメリカ、イギリス、フランス等の国々で試験が実施され、また、試験実施国は年々増えてきています。試験実施の実務は、現地の亜東関係協会、中華民国駐外代表処文化組が取り扱っております。

  日本:
     (一)台北駐日経済文化代表処文化部
     東京都港区白金台5-20-2
     TEL:03-3280-7837 FAX:03-3280-7925
     bunka@www.roc-taiwan.or.jp
     (二)台北駐大阪経済文化弁事処(文化教育課)
     大阪市西区土佐堀1-4-8  日栄ビル4F
     TEL:06-6443-8485 FAX:06-6459-2390
     bunka@juno.ocn.ne.jp

●受験勉強の準備
<試験に関する情報を予め知っておくこと>
 試験前に、予め試験目的、試験対象者、試験の流れ、試験形式及びその内容、試験場の規則や注意事項等を含む試験に関する情報を知っておけば、試験日での答えがスムーズにはかどり、焦ったりすることがありません。

<学習目標を定めること>
 普段から準備することで、言語能力は必ず進歩することでしょう。自分のレベルに見合った学習目標を立てることは、試験成績が高くなる一つのコツです。他に、新聞や雑誌、書籍などを読んで読解能力を高めたり、簡単な手紙やメモ、カードを書いたりして書き取り能力を高めたりするのも大切です。台湾で主に使用されている中国語教材を学習参考書として使ってみることをお薦めします。(主要参考書:實用視聽華語I、II、III冊,遠東生活華語I、II、III冊,中國民間故事、國語日報、廣播劇、新聞選讀、思想與社會、高級華文讀本等。)

<模擬試験問題の練習>
 中国語能力模擬試験には、入門、初級、中級、上級の四つの階級があり、自分のレベルに応じて受けることができます。また、普段勉強の時、又は試験前の準備として、自分で時間を計ってみながら試験を受けてみることにより、答えを選ぶスピードや考えるスピードを鍛えることができます。その外、試験の形式や内容にも慣れてきますので、本番の時はスムーズに試験を受けることができるでしょう。