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  • 国立中興大学が開発した抗菌性材料、食糧危機問題の解決に期待

    2019.03.23

    国立中興大学(台湾中部・台中市)は21日、新しい抗菌性材料「ナチュラル・シリケートプレートレット(Natural Silicate Platelets、略称NSP)」の発表記者会見を開いた。

    これは、国立中興大学材料系(=材料学科)の客座教授(=客員教授)である林江珍(Jiang-Jen Lin)さんが率いる研究チームが研究・開発した新しい抗菌性材料で、現在中国などを中心に感染が拡大しているアフリカ豚コレラも、学理上の予測では感染症拡大を抑制する効果がある。

    林江珍教授は2003年、SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染が拡大する中で、抗菌性材料「ナノ・シリケートプレートレット」を発表した。この新材料は天然クレイを製錬したもので、SARSウイルスを効果的に防ぐことが出来た。2009年に新型インフルエンザ(H1N1)が流行した際は、この材料を派生させて「矽銀弾900」という抗菌スプレーを開発した。

    研究チームはこのほど、長年の努力の結果、「ナノ・シリケートプレートレット」をさらに発展させた次世代の抗菌性材料「ナチュラル・シリケートプレートレット」の開発に成功した。土壌、水質、生態系などの環境に優しく、二次汚染を引き起こさないため、自然環境で広く使用するのに適している。

    10数年に及ぶフィールド試験の結果、この技術はすでに行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)の「免登記植物保護資材(=登記が免除された植物保護資材)」に指定されている。中央政府が推進する「5+2イノベーション産業」と「新南向政策」に合わせ、海外市場を開拓して世界の食糧危機問題を解決することを最終目標に掲げている。

    林江珍教授によると、30種類余りの農作物で大規模な試験を行った結果、つる割病、サビキン感染、炭疽症、黒腐病など、細菌の増殖によって引き起こされる病気を抑制するために使われる化学合成農薬の代替品として抗菌性材料「ナノ・シリケートプレートレット」を使用することが可能で、しかも化学合成農薬を使うよりも植物の健康な生長を効果的に促し、野菜・果物の品質と収穫量を高めることが証明されている。

    また、新しい抗菌性材料「ナチュラル・シリケートプレートレット」を使った実験でも、一切農薬を使用せずに生産した白米486トンは、完全無農薬で重金属が検出されなかった上、土壌内の細菌の繁殖も善玉菌とのバランスが取れ、土壌の酸化や休耕・輪作による土壌回復問題などを大きく解決できることが分かった。また、植物の健全な生長を促すほか、収穫量を平均20%以上も増やすことから、世界的な食糧危機問題の解決に役立つことが期待されている。

    シリケートプレートレットはウイルスの伝播を抑制するため、鳥インフルエンザなどの感染症の拡大を予防することが出来る。また、カモなどのひな鳥の腸内環境を改善するため、鳥インフルエンザによる致死率を徐々に減らし、成鳥にとっても自己免疫力の向上に役立つことが分かっている。抗菌剤としてウイルスの交差感染を回避することも可能だ。

    また、この技術の応用で開発した抗菌性材料「矽片銀」は、医療分野に応用が可能で、すでに皮膚に貼るシート、塗り薬、新たなナノキャリアのがん細胞ターゲット治療などで実際に使われている。現在は米FDAの認証を得ることを目標にしている。

    引用:Taiwan Today(2019/03/22) http://bit.ly/2DGGu6m

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