最低限の中国語しか話せない状態で台灣に渡航し、1年が経ちました。今の現状としては台灣に来て本当に良かったと思えるくらい充実した毎日を過ごせています。中原大學に来てバイオテクノロジー学科での学習は、日本人がいない環境の上でのものなのですごく初めは不安ばかりでしたが、私の場合は大学の先生方と寮でのルームメイトに沢山救われました。先生方も常に私のことを気にかけて下さり、学科の中の外国籍大学院生での交流会など毎回紹介してくださったり、私が風邪をひいた時は病院に連れて行こうかなどと沢山心配してくださる先生方で本当に感謝しています。ルームメイトは3人とも台湾人ですが、1人ナイジェリアと台湾のハーフの子がおり、その子のお父さんも外国人の中国語を話すからということで、私が渡航してすぐから彼女は私の中国語で、私が言いたいこともすごく理解してくれるし色んな連絡だったりも私が分かるように簡単に改して伝えてくれました。
日常の中でも積極的に話しかけてくれて人見知りだった私も中国語で友達との会話に早くから抵抗を持たなくなり、私からも話しかけれるようになりたくさん友達が増えました。それと同時にたくさん助けてくれる人が増え、通訳や学校案内の仕事も頼まれるようになりました。そして日本と台湾人の文化交流会にもボランティアとして参加し、台湾人以外のインドネシア人の方などにも浴衣の着方を教えたり逆に向こうの文化を学んだりしました。
中原大学での国際ウィークでは、舞台発表に立候補し、浴衣を着てダンスを踊りました。練習をかさねて本番では最高な舞台になりました。ついこの間、今年の10月にある国際ウィークでの幹部に立候補し副リーダーを努めます。また、3月に早稲田や東京電機大学などの日本の大学から3週間短期留学生が来た時に、學伴を務めました。朝から夜中まで、自分の授業時間以外は常に彼らに付きっきりで、課題や復習を真夜中に行い、朝また早朝に起きるの繰り返しの3週間でした。とても体力的にもきつく、メンタルも削れて行きましたが、3週間頑張りぬきました。大変でしたがそれよりもその場で出会えた人たちとの繋がりがとても価値のあるものとなりました。
その中でも別の交換留学できてるフランス人やインド人の方と仲良くなることも出来ました。またそこで知り合えた日本語を話せる台湾人の先輩が、私が台湾で困った時にどこでもいつでも頼れるようにと、先輩の高校時代の友達をたくさん紹介してくれました。台灣藝術大學中國文化大學輔仁大學台灣大學等等ほんとにたくさんの地域の人と知り合わせてくれて定期的にみんなでご飯に行ったり夜景を見に行ったりと交流を深めて最高に楽しいです。ほんとにみんな優しくていつも助けられてばかりですが、私も日本語を学びたいという台湾人に日本語を定期的に教えたりして本当に充実しています。2年時ではもっと交流の輪を広げられるように英語に焦点を当てて学んでいきたいと思います。そして積極的に自分に出来ることは進んでしていこうと思います。