2024.03.29
日本学生支援機構の2011年の調査によれば、協定ありの留学先の1位はアメリカ、2位は中国、3位は韓国です。一方、2019年の調査では1位はアメリカなのですが、2位はオーストラリア、3位はカナダです。英語圏への人気が高くなってきているようにも見えますが、この二つの年の「台湾」に注目・比較してみると、順位は二つ上がり、学生数は5倍近くに増加しています。この変化の要因はいくつか考えられます。台湾は公用語が中国語であると同時に、授業を英語のみで行う課程を持つ大学があることが挙げられます。
台湾への留学支援を行う「一般社団法人台湾留学サポートセンター」の安蒜美保会長によれば、現地の大学入学までに一定の英語・中国語の基礎学力が必須であるものの、現地では高度な専門分野を英語・中国語で学ぶことができる、学費や生活費が安い、治安が良い、日本人に好意的な人が多い、英語圏の大学に比べて入学に必要な英語基準が緩やかである、台湾経由で他国に留学することも可能など、メリットの多いところが人気の理由だそうです。
原文:大学進学・学費ナビ