中国語学習・学校について 【正規留学の場合】
2020年現在、約1,980人の日本留学生が台湾の大学に在籍しています。(その中の約1,760人が大学、更に約220人が大学院) 当センターが2011年に活動を開始してから、日本人の学部生は徐々に増えており、留学生全体の中では上位5位圏内をキープしています。大学によっては、日本人が集中して多く留学している場合もありますが、そのような大学は規模が大きいことが多い為、校内で日本人を見かけることは少ないです。しかしながら、日本人は自然と日本人を引き寄せようとしてしまう習性がある為、留学中は注意が必要です。
正規留学の場合、台湾現地の学生と一緒に勉強する為、ある程度の中国語能力は必要です。 外国人留学生の特別枠があり、法改正によりハードルはかなり下がりましたので、大学を選ばなければ日常会話程度の中国語でも入学することは出来ます。但し、進学がゴールではありませんので、入学後に困らない為にも、留学前にしっかり中国語を勉強して行く必要があります。
大学や大学院では、留学生も現地の学生と一緒に勉強します。中国語のクラス等、一部の授業は外国人や華僑の為に開講されているものもありますが、学部の専門科目は現地の学生と一緒です。従って、生活のほとんどを台湾人と一緒に過ごせるので、活きた中国語を身に付けることができます。また、台湾人は日本人に非常に友好的なので、留学中は様々な面で協力してもらえます。(中国では、通常留学生と現地の学生は、別々のコース、別々の生活環境下で勉強しています。)
台湾の大学生は、日本の同等大学の学生よりも勉強熱心です。日本のように比較的容易に単位が取れるようなことはありません。中国語力が不足していれば、授業の内容が聞き取れないので試験対策等も大変ですが、やる気があれば同級生も熱心に協力してくれる為、普通に勉強していれば卒業はそれ程難しくないはずです。
法律上は出来ますが、外国人特別枠は学士課程以下で一度しか利用することが出来ません。つまり、高校で外国人特別枠を利用して留学してしまうと、大学は台湾人学生と同じルートで受験する必要があります。多くの日本人学生は大学が最終学歴になりますので、最終学歴をなるべく理想に近づける為には、大学から留学することをお薦めします。
面接が必要な大学は、原則現地での面談を推奨していますが、ほとんどの大学ではSkype等でオンライン面接をすることも可能です。
ある程度は必要です。確かに、出願する時には英語力を要求されない場合もありますが、多くの大学の講義では英語(特にアメリカ)の教科書をそのまま使用しています。英語はやはり世界の共通語ですから、台湾でも英語学習には力を入れています。大学では必ず英語に触れる機会がありますので、中国語学習の合間に出来るだけ勉強しておくことをお薦めします。
必要です。なぜなら、宿題やレポート等の課題は全てパソコンを使って作成するからです。もし今出来ないのであれば、渡航前になるべくパソコン操作に慣れておく必要があります。台湾華語文学習中心(旧:台灣大學進學予備校)でも指導していますし、入学後も現地の友達に助けてもらいながら慣れていくことが大切です。
台湾での生活について
台湾の居住環境は、確かに日本よりは多少劣りますが、比較的日本に近いと言えます。学生寮は、2~6人部屋がほとんどで、ほとんどの大学では留学生も現地の学生も分け隔てなく入寮できますが、留学生には最優先で寮が確保されています。共同の浴室やトイレを使用する場合が多いですが、部屋には個人用の机とベット、ロッカー等が設けてあります。学校の近くには、学生向けのアパートもたくさんあり、留学生もアパートを借りることが出来ます。日本の家賃よりもずっと安く、プライバシーは確保出来ますが、安全面を考慮し、更に語学の上達や外国でのコミュニケーション能力を伸ばす為には、4年間寮生活をすることをお薦めします。
住まい:寮なら1月あたり約2,500~5,000円、学生向けのアパートなら立地にもよりますが、1月約2~3万円程度です。 食費:普通の食事であれば、1月20,000円あれば十分です。 交通費:学生寮は多くが校内あるいは付近にある為、交通費はほとんどかかりません。交通機関を使ったとしても、1月5,000円あれば十分でしょう。
もちろん出来ます。キッチンは付いていないことが多いですが、台湾の大学付近には安い飲食店が多くて非常に便利です。また、自炊するよりも安くて健康的なので、気軽に外食出来ます。学生寮は、留学生は優先的に申し込めますが、万が一寮生活に慣れないという場合は、アパートを借りることも出来ます。家賃は日本よりもずっと安いので、経済的負担は少ないです。
台湾の料理は、日本人の口に合う物が多いです。好き嫌いが多い方は、日本式料理等も多くありますし、食べ物の種類は豊富なので、必ず自分に合った料理を見つけることが出来るでしょう。アパート住まいであれば、自炊も出来ます。
もちろん簡単に手に入ります。文具類は学校内でも手に入りますし、入学後は同級生や先輩にアドバイスを求めれば、お薦めの書籍や勉強法等まで教えてもらえます。
寮では、インターネットが自由に使えます。日本語のOSを使用したい場合は、使い慣れたノートパソコン等を日本から持って行けば良いですし、台湾でも安く手に入ります。台湾で中国語のOSを購入すれば、始めは使いにくいかもしれませんが、生活に直結した中国語を習得する近道になりますし、留学中に修理が必要になったり、友達に操作を教えてもらったりすることを考えると台湾での購入がお薦めです。
外国人留学生も台湾の国民健康保険に入る義務がありますので、医療機関では保険が使えます。慣れないうちは日本語の通じる医療機関を受診されることをお薦めします。最短渡航直後の6ヶ月間だけは民間の保険に加入しなければならない決まりになっていますが、大学では台湾の教育部で推奨する保険に団体加入できますので、US$100程度で半年間の病気・怪我・入院補償を受けられます。
留学先にもよりますが、都市部では車の方が不便(駐車の関係上)なくらいです。公共交通機関も発達していますので、車が無くても不便は感じません。タクシーも日本よりずっと安いですが、女性1人での乗車はお勧め出来ません。また、台湾での運転は難しく必要もないので、運転免許証は卒業前後まで取得する必要はありません。留学前に取得する必要もありません。
娯楽に関しては、ほとんど日本と同じです。大学生はアウトドアでのイベントも多いですし、市内は夜遅くまで活気に溢れていて、夜市等も毎日夜中まで営業しています。台湾の大学生は、お酒やタバコの習慣がほとんどありませんので、日本でよく見かける飲み会やコンパではなく、バーベキューや登山で交流を深めるのが主流ですので、健全な学生生活を送ることが出来ます。
台湾にはアジアを中心とした様々な国からの留学生がいます。都市部には日本人留学生もいますが、日本人の友達を作ることはお薦めしません。皆さんが何故台湾の大学に進学したのかという目的を忘れてはいけません。日本の友達を作りたいのであれば日本の大学に行けば良いのです。たった4年間でグローバル化した物事の考え方が出来るようになる為には、日本以外の国の事を理解する必要があるからです。文化や考え方の違いからトラブルはつきものですが、現地では台湾の文化や習慣を尊重し、なるべく多くの時間を台湾人や外国人と過ごして、自分を磨く為の貴重な1日1日を大切に過ごしてください。
台湾にも伝染病は存在しますが、日本と同じくらいの程度のものがほとんどです。医療も発達しているので、ある種の病気が流行した場合もすぐに対処しています。
治安に関しては、日本とそれほど変わりません。最近は日本の治安もあまり良いとは言えないので、都市部ではむしろ日本よりも安全だと感じられるかもしれません。夜遅くまで人通りが多い場所も多いので、気を付けてさえいれば心配はありません。
当センターのサポート内容について
留学に関するご相談は無料で行っております。留学前の大学申請手続きにおいて、当センターで申請代行する場合に初めて費用が発生します。その際には、事前にお見積を提示し、契約書に記入していただきます。
もちろん可能です。インターネットを見れば、各大学の募集要項を探すことができます。但し、ほとんどの大学のホームページや募集要項は、中国語と英語の記載しかありませんので、見つけるだけでも一苦労です。また、大学により申請書類が異なり煩雑なので、高校生の大学進学は当センターにお任せいただければ全てお手伝いします。
当センターで推薦して留学した学生に関しては、提携先の大学側で特別なサポートをしてくださる他、当センターが留学中の保証人となって様々なトラブルも一緒に解決していきます。
現地には台湾人スタッフが待機しており、必要があれば現場に向かうことができるようになっています。但し、対処の方法はケース毎に異なりますので、先ずは当センターの日本事務所にご連絡いただき、大事にならないように先ずは電話やメールで対応致します。
はい。一覧にあるものはあくまで必要最低限の内容ですので、ご相談には出来る限り対応させて頂きます。
台湾の語学学校は一般的に1日2~3時間の授業で、しかも原則中国語で中国語を教えている為、中国語が全く出来ない人は授業についていくのも難しく、又、語学力が未熟な為、アルバイト等時間の有効活用も出来ないので、時間と費用(年間約60万円)が無駄になりかねません。更には、短期留学では日常会話まで習得するのが精一杯で、企業で必要となるビジネスレベルには到達しません。また、大学附属であっても親大学に入学を保証されているわけではありません。ですから、当センターでは語学留学はお薦めしていませんし、サポートすることも出来ません。
また、すべり止めとして指定校推薦を考える場合、費用の節約の為、本命の大学の合格発表が出てから検討しても良いですか。指定校推薦は提携大学からの合格保証ではありますが、必ず希望の学科に合格出来るとは限りません。ですから、原則5学科の希望を提出し、その中のなるべく希望順位の高い学科で入学を許可してもらうという取り決めになっています。また、大学では世界中からの留学生を募集していますので、募集定員を満たしてしまえば、申請期間に関わらず途中で募集を締め切ってしまいます。更に、指定校推薦の場合はあくまでも第1志望として申請をしますので、合否が分かってから申請準備をしたのでは大学側を説得することが出来ない為、合格を保証してもらうことが出来ません。ですから、申請の準備だけは第1志望大学と同じように始め、不合格だと分かった時点ですぐに指定校推薦を利用出来るようにする必要がある為、第1志望大学の合格発表後では遅いのです。
当センターでは浪人はお薦めしていません。その理由は、主に以下のとおりです。(尚、申請代行費用は5校までは同額です。) ①年々留学生が増え、競争が激しくなっていくのが予想されますので、次の年に合格出来る保証はありません。 ②若いうちから将来の職業を一つに絞る必要はありませんし、就職の際、企業では学科名ではなく個人の能力が判断されますので、そこまでして大学名や学科名にこだわる必要はありません。 ③1年浪人すると、その分卒業が遅くなりますので、1年分の収入が減ることを考えると大きな損をすることになります。
費用がかかりますので強制はできませんが、「百聞は一見に如かず」ですから一度は参加することを強くお薦めします。個人旅行では、留学の参考になる説明を受けることも出来ませんし、どこをどのような角度で見たら良いのかも分かりません。更に当センターでは進路を決めるための事前審査の参考として重視しています。渡航後のトラブルを軽減するためにも、進学前には必ず参加するようにしてください。
台湾への留学を希望する皆様へ 台湾留学サポートセンターからのメッセージ
一般社団法人 台湾留学サポートセンターは、台湾教育部(文部科学省に相当)による国際教育政策に基づき、
台湾の大学に進学したい高校生を支援する為に2010年9月に設立した非営利法人です。
日本の皆様に安心して台湾への留学をしていただけるよう、情報提供や入学手続きのサポート、
更には入学後の各種ご相談に対応させて頂いております。
台湾留学を通じて、英語や中国語はもちろんのこと、国際的な視野を身に付け、将来の就職に役立てていただければ幸いです。
最近、当センターを模倣した業者が多数出てきておりますので、ご注意ください。